2014年8月10日日曜日

ブルース20代

昨夜は四谷ブルーヒートで
大久保初夏ブルースプロジェクトと
浜崎史菜のスペシャルバンドを観た。

2人とも弱冠23,24歳の
愚息よりもさらに若い、うら若きギタリストである。

ジョニー・ウィンターのナンバーから始めた
初夏ちゃんは、FUJIROCKなど大舞台も踏んで
自信をつけているのがわかる。
昨夜はオリジナルを立て続けに聴かせた。
少し気持ちがはやりすぎている感じもあるけれど
それもパワーでぶっ飛ばす勢いがある。

そして史菜ちゃんは、初めて見たけど
驚いた。
ザッツ・オールライトに始まり、
ジョニー・ギター・ワトスンの“Those Lonely Lonely Night”
Willie Williams、Johnny B.Moore(!)
さりげに「634-5789」なども。

でもこれ見よがしでなく
素朴なMCとのバランスがとても愛らしい。

なんだか、いろいろ、おもしろくなってるなぁ。

あちこちから集まってきた線が
一つの点に向かっているような予感。


昨日、NHK FM で勘太郎さんのギターを聞いて思った。
日本のブルースのギターもすごいところにいったなあ。
B.B.キングがあの年齢で
今まで満足した演奏はないと語るように
もちろん勘太郎さんはまだまだこれからと言うだろうが
一つの水準に達したことは間違いない。

次の世代に期待するのは
やっぱり発想力、オリジナリティということになるだろう。

カヴァーでもオリジナルでもいい。
英語でも日本語でもいい。

今を生きているその人からわき出る音。
その人の想像力で歌うブルース・ナンバー。

話にもでていたけど、ビヨンセが歌うエタ・ジェイムズなんかは
わかりやすい典型例だろう。
昨日のラジオでも後半に赤坂さんの視点からなのか
肌の色問わず
Imelda Mayとか
Big Bad Voodoo Daddyがかかったのはよかった。

私も懐かしく、心地よい古巣に
甘えてちゃだめだな。

いいものをみつけ
シェフのように紹介していこう。

みんなみたいに歌えず演奏できないことを悔しく思うけど
その分、やれることをやっていこう。



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