2014年2月3日月曜日

ジャパンブルワーズカップ参戦

11時前の電車で横浜へ。
ジャパンブルワーズカップ2日目だ。

Mちゃんと約束していたオリジナルTシャツ、結局できあがらず。
うちのプリンタは染料インクではなく
顔料インクだった。
プリントしてアイロンするだけだと
タカをくくっていたのが悪かった。
その旨メールすると、もっと早く伝えるようにと叱られる。

ごめんなさい。

日本大通り駅着。12時ちょっと前。
初めて降りる駅。
私はずっと日大大通りだと思っていたなぁと
改札でぼんやりしていると

「どこにいるの~、3番出口~~」
と、迎えに来たNびちゃんから電話。

またまた、ごめんなさい。

会場の大桟橋まで歩く。

広い空へ向かって歩いて行く感じ。

あぁ、海が近い。

古い建物を利用したレストラン、カフェなどがあり
ちらりとニューヨークのことを思い出す。

おぉ、海だ。海の匂いがする。

大さん橋は、国際旅客船のターミナルでもある。
くじらの形をしているとかで、
内部もアップダウンがある。
会場のホールはそのどんつきだ。
ステージの後ろの天井から床までいっぱいの窓からは
行き交う船が見える。

会場に着くと、各ブルワリーさんやスタッフの皆さんが
あわただしく準備中。
今日ライヴをする大久保初夏ちゃんたちのリハの音が聞こえる。

この始まる前の雰囲気、ぴんとしてて
それでいて熱が高まっていくムード、好きだなぁ。

Nびちゃんに教わって、DJブースで準備。

あっという間に開場だ。
コンビの若いお笑い芸人(この呼び名、いつもヘンだと思う)さんが
あわただしく開会の合図。
今日は、アイドルグループが出演するということもあって
オープンと同時になだれこんできた人が
ステージ前に陣取る。
一番前なのに、トリを撮るような長玉のレンズつけてる人がいたり。

MCの2人が思いがけず、1時間話してしまったので
NびちゃんのDJは控えめに。

続いてアイドルグループ登場。
待ってましたと、揃いのかけ声でヒートアップするお客さん。
大人系セクシー・ユニットだそうだ。
それぞれに黒いぴちぴちコスチュームから
むちむちの長い足。その先には赤いハイヒール。

アイドルといえば、フリフリのドレスを着て小首を傾げているイメージ
しかなくて、ごめんなさい。それって昔のアイドルだわ。

しかし、なんといっても、うぉい!うぉい!と
合いの手を入れながら、熱くなってる男性陣(何人か女性もいる)だ。

いいよ、いいよ~。

熱くなってる人、うれしそうな人の顔を脇から見るのは、本当に好き。

コンサートでも、ついつい廻りを見回してしまう。

裏返すと、我を忘れて、という姿勢には欠けるかもしれない。

さて、私のDJの番。
主催者の方が、ブルース特にハーモニカ系がお好きだとのことで
その類を持ってきたが
もっといろいろなのをかけてもOKな雰囲気だ。

『ルンバでブルース!マンボの時代』から多めに選曲。

レア盤をじっくりかけるDJ会とはまた違う
皆さんを楽しませるDJの楽しさに開眼。

ブルースが好きだと
ブースに声をかけてくださる方もいた。

前から欲しかったけど、DJセット、買うかな~。

ステージでは、アイドルとの握手会が行われている。
実を言うと、私も、整理券もらって
タレントの握手会とやらに参加したことがあるのだよ。

一段落して、ビールを買うついでに
会場の外に出てみた。

驚いた。

さっきは下の道から来たので気づかなかったが
なんて広い。
空も。逆光の中に浮かぶボードウォークも。

段々になったボードウォークを上がると
海を見晴らすことができた。

2月にしては暖かな日。

頭の上に、カモメだかが飛んでいる、ゆっくりと。

すべての人の動きも、ゆったりとしている。

うーん。ワンダフル。

予想外のワンダフルにとまどう。

ベイブリッジを見たり、船を見て、はしゃぐということもなかった。

それもまた大きな海の景色の中では必然だった。

とんとんとんと、またボードウォークの段々をおり
会場に戻る。

私にとっては、こっちがより現実だ。

ギタリスト大久保初夏ちゃんのブルース・トリオも大いに盛り上がった。
高飛車な言い方に聞こえるかもしれないが
腕を上げたなと思った。

渋さとか巧さはまだまだかもしれないが、ライヴ感がある。

若さでしか表現できない勢いがある。

ブルースマンだって皆、昔は若かったんだ。
ブルースってこういうもんがあっていいだろう。

そして初夏チャンは足が長い、髪の毛さらさら。
外見のことなど・・と言うかもしれないが
人前に立つ、のだから、外見、イメージは大事である。

そしてビールがだいぶ入っているとは言え
皆のうれしそうな顔。

いいよ、いいよー。

2度目のステージでは「プラウド・メアリー」のイントロに
本能的に反応。
キモチだけはアイケッツになりきって、踊り出す婦人部の面々。

ブルース系かけるチームなんて
日本にもなかなかいないよね、とMちゃんは言うが
確かに言われてみれば、そのとおりだ。

お声がかかれば伺いますよ。ダンサブルなブルースから
ちょっとせつないソウル・ミュージックまで。

祭りが終わり、表に出ると
先ほどのボードウォークも夜をまとっていた。

案内されて夜景を眺める。

東京ガイドをしていたころ、イルミネーションにしろ花火にしろ
いつもヨコハマのスケールにはかなわないと思っているところがあったが
やはり、それを思い知る。


とにかくパワーで圧倒するような東京の夜景と
お互いを認め合いながら、それぞれに輝く横浜の夜景。

デートスポットだそうである。

ふりかえれば、そもそも夜のデートにはほとんど縁がなかった。

夜といえば、ライヴ、であった。

ぶらぶら歩き、日本大通り駅でMちゃん、Nびちゃんと別れる。

帰りの電車に揺られていると
テンションが上がっていた反動か
身体は意外に疲れているなと気づいた。


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