2014年1月8日水曜日
捨てられない資料
アトランティック・シリーズ第4弾の
ライナーを書く。
この手のライナーだと
どうしてもブルースしか担当できないでいたが
このシリーズは、ソウルやファンクのアーティストの
ライナーも書けるのでうれしい。
先日のロバータ・フラックも
うれしかったなぁ。
まさかこんな日が来るとは。
なぜかお声がかからないが
日本のフォークやロックも書いてみたい。
夜は、新宿の居酒屋へ。
昔、わたしたちが招聘したアーティストの公演について聞きたいとのこと。
いろいろな方にご協力をいただき
シカゴからハーモニカ・プレイヤーを呼んだのである。
もう25年も前のことだ。
大事にとっておいた資料をお持ちした。
パンフレットやフライヤーはもとより
契約書のうつしや、予算表などもある。
本当は捨てようと思っていたのだ。
繰り返しになるが、もう1/4世紀も前の話なのである。
いつか役立つだろうと、モノをとっておくのを
やめようと思い始めていた矢先。
でもこれでまた捨てられなくなった。
いろいろマイナスな意見も述べてしまったが
うまくいくといいなぁと願う。
あのときはいろいろなタイミングが
ぴたりと重なって招聘にまで結びついた。
始まりは、そのアーティストをどうしても日本に呼び
皆に観てほしいという
アメリカ帰りの一人の女性の情熱から始まったのである。
なにごとも基本は情熱、信じること
あきらめないことだ。
彼女とはそれ以来、ずっと一番のよい友だちである。
そして相談に来たYさんにも言ったが
なぜアメリカからこんな遠く離れた日本で
ブルース・ライヴが続けられたかといえば
身銭を切ってでも情熱を注いだ
人たちが日本各地にいたからなのだと思う。
東京だけでも、京都だけでもない。
レコード会社だけでも、雑誌だけでもない。
ブルースに惚れ込んでしまった
全国の方々がいたからこそ
ここまできたのだ。
そういう方々に感謝してやまない。
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